花粉症は、日本だけではなく海外にもあります。海外旅行や海外への一時的な避難を検討される時にお役立てください。
花粉症は、植物が子孫を増やす為に飛ばす花粉に、人間の免疫系が反応して起こる症状です。花粉症の原因物質には、季節によって数多くの種類があります。日本で、最も有名なものは、春のスギ花粉で、秋にはブタクサの花粉に苦しむ方がたくさんおられます。日本国内でも北海道ではスギ花粉症が無いそうですが、アメリカでも杉が少ないせいかして一般的ではないそうです。アメリカでは、むしろブタクサ花粉症が一般的だそうです。ブタクサというのは、9月ごろに開花するキク科の植物です。ブタクサは日本にもたくさん生えており、ブタクサの花粉はスギ花粉ほど遠くには飛ばないので、ブタクサ花粉症だと診断されたとしたら、家の近くや職場の近くにこのブタクサが生えているところがあるということだと思います。花粉症は、花粉を吸い込まなければ発症しませんので、スギ花粉症の方は、アメリカに避難できればいいですね。でも、ブタクサ花粉症の方は、アメリカへの出張や旅行には注意が必要ですね。
花粉症は、地域によって種類が異なります。その地域に植生する植物が変われば、花粉の種類の種類が変わるからです。日本では、スギ花粉症が最も一般的に知られていますが、アメリカでは、ブタクサ花粉症が、ヨーロッパでは、カモガヤ花粉症が一般的です。カモガヤ花粉症は、イネ科の植物であるカモガヤという草が飛ばす花粉によって起こる花粉症です。日本は山林が多いので、杉やヒノキ、松といった樹木の花粉症が多く、ヨーロッパは牧草地などが多く、こうしたイネ科の植物が育ちやすい環境にあるため、イネ科の植物の花粉症の方が多く見られるようです。イネ科の花粉症の原因になるものはカモガヤの他に、稲や麦、ススキが知られていますが、他にはシラゲガヤ、コスズメノチャヒキ、ホソムギ、ヒロハウシノケグサ、ハルガヤ、アシ、ハガハグサ、コヌカグサなどがあります。これらのイネ科の植物が花粉を飛ばす時期は、5月頃から9月頃までです。スギ花粉症の症状が時期を過ぎても治まらない方は、杉だけではなく、こうしたイネ科の植物にも花粉症の原因がある可能性がありますので、病院で調べてみてください。
花粉症に悩む人が海外旅行に行く際には、旅行先の花粉情報をチェックして備えるようにしましょう。せっかくの海外旅行で花粉症に苦しむのは辛いものがあります。海外の花粉症は日本とは植生が違うために、日本では花粉症の症状がひどい人でも海外ではそれほどひどくならないこともあります。私のスギ花粉症の友人は、かなりひどい症状なので、春先から初夏までを海外で過ごしています。また、逆に日本での花粉症の症状よりもひどくなることもありえます。海外で花粉症の症状が出た時に困るのが、日本で飲んでいる薬が手に入らないことです。花粉症は薬を飲んでいれば症状が緩和できるので、楽しく快適に旅行をするためにも、事前の準備が必要です。他の病気でもそうですが、海外旅行に行く時には普段使っている薬の予備をいくつか持っていくと安心です。アメリカにはブタクサ花粉が、ヨーロッパにはイネ科のカモガヤの花粉がありますので、渡航される地域の花粉と、どの種類の花粉に反応するのかを充分に調べられて準備されるとよいでしょう。